能登の美しい自然とやさしい風土の中で、丹精込めて育てられた能登牛は、年間出荷頭数が少ないこともあって「幻のブランド牛」とも言われています。
ここでは能登牛の魅力と能登牛を購入できるおすすめの通販をご紹介します。
能登牛はどんな牛?
能登牛とは、石川県内で肥育されるブランド和牛のことをひとまとめした呼び方です。
石川県では昔から食べられてきた能登牛は、年間出荷頭数が少なく、そのほとんどが県内で消費されることもあって県外には出回らないのが実情です。
能登牛の定義としては、石川県内の生産から販売・流通に至る関係団体で構成する「能登牛銘柄推進協議会」が認定したもので以下の基準を満たしたものをいいます。
・血統が明確で黒毛和種であるもの
・石川県内が最後の飼育地で、なおかつ飼育期間が最長であること
・枝肉の格付けが肉質等級A3ランク又はB3ランク以上のもの
認定された牛には「能登牛証明書」を発行し、また、店頭に並ぶ際には「能登牛シール」が貼付されています。
また、平成23年12月より、能登牛の中でも、特に品質が高いものを「能登牛プレミアム」として新たに認定しています。
その基準は:
・格付けA5のうちBMS (霜降りの度合いの基準で最高が12の値)10以上のもの
・格付けA5のうちBMS8または9の場合は、オレイン酸含有率55%以上であること
能登牛の特徴
ズバリ!肉質はきめ細やかく良質な脂肪が特徴です。
牛肉の美味しさは、肉の中に含まれる脂の質によって大きく左右されると言われています。脂肪の中に含まれる「オレイン酸」は牛肉の美味しさに最も影響を与えるとされる物質で、この値が高いほど、とろけるような食感が感じられるとされています。
能登牛は2007年に全国規模の牛及び牛肉の品評会で5年に1回開かれる「第9回全国和牛能力共進会」で、このオレイン酸の含有率が最も多く、脂肪の質に優れているとして「脂肪の質賞」を受賞しています。
脂肪の質が評価されたことは、能登牛は美味しいということと同義として捉えることができます。
能登牛が購入できるおすすめ通販
能登牛肩ローススライス
石川の美しい自然の中で育てられた黒毛和牛。肉質のきめが細かく、とろけるような食感 が特徴。生産量が極めて少なう「幻のブランド牛」をご賞味ください。
商品内容 | 肩ローススライス500g |
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生産地 | 石川県 |
お値段 | 10,000円(税込) |
能登牛ローススライス
石川の美しい自然の中で育てられた黒毛和牛。肉質のきめが細かく、とろけるような食感 が特徴。生産量が極めて少なう「幻のブランド牛」をご賞味ください。
商品内容 | ローススライス500g |
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生産地 | 石川県 |
お値段 | 11,200円(税込) |
能登牛切り落とし
使い勝手抜群!炒め物から煮物等さまざまな料理に使用できます。能登牛の肉質の柔らかさや舌触り、とろけるような食感をご賞味ください。
商品内容 | 切り落とし500g |
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生産地 | 石川県 |
お値段 | 6,800円(税込) |
能登牛の歴史
ルーツは加賀藩の製塩と薪炭搬出で活躍した役牛。
能登牛のルーツは、一般的には、寛永3年(1627年)に加賀藩の三代藩主前田利常が、能登半島の外浦一帯に製塩業を推進、その製塩や薪炭を搬出する際に活躍した役牛を繁殖したのが始まりとされています。
能登牛は、明治25年(1892年)に兵庫県の但馬地方から仕入れた3頭の種雄牛がルーツで、大正13年(1924年)には鳥取県から8頭の牛を導入し、その後毎年計画的に導入した牛が、能登牛の元祖になったと考えられています。
その後、石川県が兵庫県美方郡から種雄牛を1頭仕入れた昭和9年ころから、霜降りが入った上質な肉ができる資質型の兵庫系と、体が大きくなる体積型の鳥取系の和牛一代雑種の生産が奨励され、これが体積に富み、資質良好な和牛として高く評価されました。
現在の能登牛は、この和牛一代雑種にさらに兵庫系の雄牛を交配し、和牛の改良を目指したものがベースになっており、肉質のきめの細かい、良質のブランド和牛として高く評価されるまでになっています。
(参考:能登牛銘柄推進協議会)
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