長崎県は昔から、五島列島などの離島地域で子牛生産、大村湾・島原半島周辺地域では肉牛生産というように、子牛から肉牛まで県内で一貫生産が行われてきた地域です。
ここでは、和牛のオリンピックとも言われる第10回全国和牛能力共進会全国大会で、内閣総理大臣賞を受賞し日本一に輝いた「長崎和牛」の魅力と長崎和牛を購入できるおすすめの通販ショップをご紹介します。
長崎和牛はどんな牛?
「長崎和牛」は、九州の西端、美しく複雑な海岸線を持つ半島や離島からなる長崎県は、夏は比較的涼しく、冬は比較的暖かい、恵まれた自然環境の中で、1頭1頭が丹精と愛情を込めて育てられています。
長崎和牛の定義は、県内で肥育を目的として生産された和牛の総称です。
このなかでも、肉質等級が4等級以上については「ながさき牛」として公正取引委員会から承認を得ています。
元々、長崎県では五島牛や平戸牛などが有名でしたが、現在は長崎和牛の評価が高く、注目される存在になっています。
また、長崎和牛は、安心と安全の観点から牛1頭ごとに付けられた個体識別番号を付けることで、牛肉の生産・加工・流通から消費者に届けられるまでの履歴を追跡することができるトレーサビリティ制度を導入しています。
長崎和牛の特徴
塩分やミネラルの豊富な牧草で育てられている長崎和牛は、鮮やかな色合いの赤身、なめらかでやわらかい肉質とまろやかな味わいが特徴です。
肉本来の旨みを持つ赤身と、まろやかな味わいの脂身が絶妙なバランスです。柔らかな食感、ジューシーで脂の口溶けがたまらない逸品です。
食べ方は厚切り肉ならステーキ、薄切り肉ならしゃぶしゃぶやすき焼きなど、肉の旨みが存分に味わえる食べ方がおすすめ。
長崎和牛が購入できるおすすめ通販
九州は佐賀県の佐賀牛・伊万里牛、宮崎県の宮崎牛、鹿児島県の鹿児島黒牛など有名ブランド和牛を多数産出する和牛王国ですが、ここへ来て長崎和牛の評価が年々高まってきています。
長崎和牛 切落し モモバラ
肉本来の旨みを持つ赤身と、まろやかな味わいの脂身が絶妙なバランス。柔らかな食感、ジューシーで脂の口溶けが…!
商品内容 | 約1kg |
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お値段 | 9,200円(税込) |
長崎和牛 ロースステーキ
肉本来の旨みを持つ赤身と、まろやかな味わいの脂身。やわらかな食感。脂の口溶けがたまらないのが長崎和牛の美味しさです。
商品内容 | ロースステーキ200g×2枚 |
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お値段 | 5,980円(税込) |
長崎和牛の歴史
長崎県における和牛の歴史は大変古く、壱岐(原の辻遺跡)や五島(大浜遺跡)などから2,200~2,300年前の弥生時代の牛骨や牛歯が発見されています。
また、鎌倉時代末期に記された国産牛の図説である「国牛十図」と南北朝時代に記された「駿牛絵詞」には、産牛地十国の一つとして、筑紫牛(壱岐牛)、御厨牛(平戸牛)が取り上げられています。
筑紫牛は「姿良く、本来は壱岐島の産である。元寇の際に元軍のいけにえとされたために一時少なくなったが、近年また多くなってきた。」と、御厨牛は「肥前国御厨の産で、逞しい牛である。もともと貢牛であったところからの呼称で中古の名牛の産地であった。西園寺公経から朝絵の印を許可された。」と記述されており、当代の良牛として賞されています。
さらには、長崎県は地理的な面から朝鮮との交流が盛んで、中世から近世を通じて朝鮮牛が島づたいに渡来し定着したとも言われており、長崎が和牛のルーツかもしれないと考えられています。
また、1862年には英国人トーマス・グラバーらによって、長崎市内に日本初の解牛場(うしときば)が設置され、出島では古くから牛肉料理が食されるなど、長崎県と和牛のつながりには歴史的に大変深いものがあります。
(出所:JA全農ながさき)
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